| ポール・ハリスが植えた「友愛の樹」 |
1935年、ロータリーの創始者ポール・ハリスが来日した際に東京で植樹した月桂樹「友愛の樹」の子孫をここ広島の地で植樹しました。
1935年2月9日、ロータリー創始者ポール・ハリスと妻ジーンが来日しました。当時のポールは国際ロータリー理事会の要請によりロータリーの親善大使として海外諸国を訪れ、26カ国に「友愛の樹」を植樹しましたが、日本では帝国ホテルに月桂樹が植樹されました。1967年の帝国ホテル改築の際、「友愛の樹」は移植が計画されましたが、残念なことに虫害などで生育状態が悪く、枯死寸前でした。東京ロータリークラブの矢野一郎氏の尽力によって数百本の枝が植えられましたが、その第2世代の月桂樹のうち生き残ったのはたった7本でした。生き残った月桂樹の1本は静岡県三島市にある米山記念館に移植され、今でも生存しています。広島西ロータリークラブは、生き残ったその2世樹から生まれた3世樹の1本を米山記念館から受け取り、ポール・ハリス没後50年を記念して、1997年11月20日にANAホテル広島(現在のANAクラウンプラザホテル広島)に植樹しました。当クラブの属する国際ロータリー第2710地区では、この月桂樹が生き残った唯一のポール・ハリス手植えの「友愛の樹」であり、私たちの手によってここ広島の地で「友愛の樹」が今でも元気に育っていることは、私たちの誇りとなっています。